おはようございます!
「メイシーちゃんと本」に遊びにきてくださって、ありがとうございます。
このブログでは、本や映画、音楽などを素敵な言葉を取り上げて紹介しています。
今回は本の紹介をします!
本屋さんで偶然見つけたのですが、かわいい表紙に一目ぼれ+大好きなシンデレラストーリーとのことで即購入してしまいました。
この作品はハッピーエンドは単純な物語だなんて言わせないくらい、仕事も恋も家族関係もたーっぷりつまっています。
読了後は幸せいっぱいな気持ちになれること間違いなしですよ!
本と私と恋人と
著者名:エミリー・ヘンリー
発行日:2023年
出版社:二見書房
あらすじ
母亡きあと、妹のリビーの面倒を見るため、ノーラは文芸エージェントとして奮闘してきた。冷酷至極で無愛想でツンツンした仕事人間――周囲からはそう評価され、つき合う男性にはフラレてばかりだけど、すべては愛する妹のため。そんなある日、その妹が、三人目の子供を出産する前に休息したいと姉妹だけの田舎町へのバケーションを提案する。つい同意したものの、たどり着いた田舎町のカフェで出くわした男性の姿に声を失った。チャーリー・ラストラ!かつて本を売り込んだとき、けんもほろろに拒絶された相手。だが、悪夢はそこで終わらず……
おすすめポイント
恋は2の次!仕事に夢中なヒロイン
仕事を大事にするヒロイン…まさしく今の時代にぴったりな女性が主人公です。
文芸エージェントという競争が激しい仕事で成功しようとすると恋愛がおろそかになり、仕事仲間からも冷酷な人だと思われてしまう主人公のノーラ。
だけど、男は可愛い女の子が好きだものね…と去る者追わず精神でノーラはさらに仕事に打ち込みます。
ノーラの仕事は大変そうだけど、完璧にこなしていく様はめちゃくちゃかっこいい!
とはいえ、いつか素敵な恋人がほしいと密かに夢見ている乙女なところも。
誰にも弱さを見せず、弱音を吐くこともできない仕事一筋の彼女の心を動かした運命の相手とは?
展開が気になりすぎて、夜更かし必須かもしれません!
家族愛に泣ける
本作では仕事と恋、そして家族について描かれています。
ノーラには妹のリビーがいて、リビーは旦那さんと子ども2人に恵まれ、さらに3人目を妊娠しています。
リビーは仕事一筋の姉の人生をどうにか変えたいと思っています。
だけど、ノーラが仕事を頑張るのはリビーのためでもあり…。
妹を優先してしまう姉のノーラ、姉に幸せを見つけてほしいリビー、そして早くに亡くなってしまった母親の存在。
実は母親を亡くしたことによって人生が変わってしまった2人。
ノーラもリビーもお互いを大切に想っていて、表面上は1番の親友なのに本当のことが言えず、ズレが生じてしまっているところが切ない…。
物語終盤の2人が未来のために出した結論には思わず胸が熱くなります。
素敵な言葉
本気でときめいてるんなら、可能性を探らなきゃ。
わたしが地球上でもっとも好きな場所、それがこの小さな書店と上階のアパートだ。
おわりに
いつの時代も支持されるシンデレラストーリーですが、時代とともにヒロイン像も移り変わっていますよね。
主人公のノーラはまさしく、恋することを第一優先としない新ヒロインでした。
恋愛がどうなるのかドキドキするのはもちろん、明日の仕事のモチベーションも上がってしまうかも!!
最後までおつき合いいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!