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最高のサクセスストーリー!『風のマジム』の派遣社員から女社長になるまでの奇跡のお話し

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おはようございます。

「メイシーちゃんと本」に遊びにきてくださって、ありがとうございます。

このブログでは、本や映画、音楽などを素敵な言葉を取り上げて紹介しています。

今回は本の紹介をします!

原田マハさんのお仕事小説は勇気がもらえて大好きなのですが、特にお気に入りなのは沖縄県を舞台にした『風のマジム』です。

あることをきっかけに派遣社員から女社長まで駆け上がるサクセスストーリーで、勇気と感動をもらえるかなりおすすめの1冊です。

私がこの本と出会ったのは、27歳の時で主人公の年齢とほぼ同年代でした。その年齢と言えば転職、結婚…と何かしら人生の大きな選択を迫られる時期でもあり、毎日とてつもなく不安で、モヤモヤして、なぜかいつも焦っていたような気がします。

そんな時にこの本に出会い、自分を奮い立たせてくれたのと同時に、「自分が本当にやりたいことは何か」を落ち着いて考えさせてくれるきっかけになりました。

この作品の驚くべきところは、モデルとなった女性が実際にいるところ!

読了後は、明るい気持ちになれますよ。

風のマジム


書籍名:『風のマジム』

発行日:2010年

出版社:講談社

あらすじ

まじむの事業計画は南東東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落としてー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか。契約社員から女社長にー実話を基に描いたサクセス・ストーリー。

おすすめポイント

自分の強みを活かした挑戦

マジムは地元の沖縄県で働いている派遣社員の女性です。

「自分はこのままでいいのか…」そんなモヤモヤを抱えながら過ごす毎日に突如やってきた社内コンペというチャンス。

そのチャンスを実らせるために頑張るマジムが超絶かっこいいのですが、その中でもマジムの頑張り方がとても印象的でした。

マジムらしく即行動でどんどん突き進み、相互の信頼関係に重きを置き、そして、自分の弱さも見せるところ…。

変に背伸びしないところこそマジムが快進撃を遂げた大きな要因なのかなと思いました。

大きなチャンスが巡ってくると「成功させないと…!」と必要以上に身構えちゃうことがありますが、落ち着いて出来ることを1つずつやっていくことが大事ですね…!

プロフェッショナルな仲間たち

この物語のもう一つの魅力はマジムを支える人たちの存在です。

マジムの夢を一緒に追ってくれる家族や会社の仲間たち。

みんな自分の仕事にプライドを持っているが故に厳しい面がありつつも、マジムのまっすぐな気持ちに心打たれ、あたたかく寄り添ってくれます。

そんな人たちに支えられてもらっているからこそ、絶対に裏切れないという気持ちがまた、マジムの原動力となっています。

私の推しは、マジムと同じ通信会社琉球アイコムで働く社内ベンチャーコンクール統括者、部長の儀間さんでした…!

東大卒のエリート、バリバリ仕事ができるかつ厳しいと有名な儀間さんがマジム側についてくれる安心感といったら!

それに、「派遣社員なんて…」と酷い会社の風潮に流されず、コンペの提案内容でちゃんと評価してくれるところも流石で、素敵でした。

どの分野でもやっぱりプロファッショナルはかっこいい!      

おわりに

「あきらめなければ夢は叶う」と改めて感じられる1冊。

読了後は自分の夢を考えるきっかけや周りにいる人たちを大切にしたくなるはず。

私も行けるところまでどんどん突き進むぞ!

最後までおつき合いいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう!